非定型うつ病の症状|うつ病患者への接し方を理解する|ストレス社会に対応する方法
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うつ病患者への接し方を理解する|ストレス社会に対応する方法

非定型うつ病の症状

看護師

うつ病の中には、非定型うつ病と呼ばれるものが存在します。非定型うつ病というのは、常に気分が沈んだ状態になってしまう一般的なうつ病とは異なり、「気分性反応」が見られるといった点が特徴的です。気分性反応というのは、楽しいことや嬉しいことがあれば気分の調子が良くなり、その逆に悪いことがあれば気分が激しく落ち込んでしまうといった症状です。つまりは、気分の起伏が激しくなる情緒不安定な状態になるということになります。周囲の人からみると、その気分によって全く別人のような状態になるため、接し方が分からなくなってしまうでしょう。

非定型うつ病は感情コントロールが効かなくなる病気であり、従来のうつ病とは正反対の症状が出ることもあるため精神科や心療内科で見逃されやすい病気です。また、良いことがあれば気分が良くなり、悪いことがあれば激しく落ち込むといった症状から、周囲から厳しい接し方をされてしまうことも多々あります。それにより、症状が悪化してしまうことも珍しくありません。しかし、そういった症状を見て、いつもと変わらない接し方をするというのは難しいものでしょう。ただ、こういった病気があると理解しただけでも、少しずつ接し方を変えていけるはずです。症状の度合いによっては危険な発作行動に出ることがありますので、その時にはストレスを和らげるような接し方によって発作行動を抑えましょう。

もし、自身の周りに感情の起伏が激しく、自己憐憫や落涙といった症状が見られる人がいるのであれば、すぐに精神科や心療内科の受診をお勧めするのではなく、理解のある接し方と通して信頼関係を築いてから、そういった医療機関での検査を受けてもらう必要があります。そういった役割を担う人というのは、家族の方が最適でしょう。家族の方であれば、本人もすぐに心を開いてくれるはずです。しかし、本人が嫌がっている場合には、無理強いしてはいけません。無理やり連れていったとしても、心を閉ざしてしまい正しい診断を下すことはできないのです。